『メイクが喜びに変わる答え』という本を読みました。読み終えたのは何か月か前ですが、今でも読み返します。面白いし、気づきがいっぱいあるんですよね。
メイクには悩みがつきません。
- 上手にできないな
- 面倒だな
- テカリが気になるな
- どんな商品を選んだらきれいになるのかな
- くすみが隠したいな
など、コスメを買う時・メイクする前から落とすまで一貫して悩みませんか?
悩む理由はこうでないといけないとか、こういう肌がきれいだとかの思い込みの要素が多いです。
顔はみんな同じじゃないし、肌質や好みだって違うんだから、同じ道具・同じ手順で化粧したって違うものになるのは当たり前。
なのに『こういう顔が美人とされているからこうしよう』『このメイクが流行ってるからこうしよう』と、みんなわざわざ顔の造形を変えてまで、無個性な同じ顔になっててなんか変。
『メイクが喜びに変わる答え』は、
- メイクはこうするもの!と世の中に広がっている『あたりまえ』が変なことに気づかせてくれる
- 『あたりまえ』が本当は『あたりまえじゃない』からメイクのハードルが低くなる
- メイクのハードルが低いとメイクも楽しくなる
そんなことを教えてくれる本です。
メイクはこうするもの!と声高に言われていることに、ガンガン突っ込んでいくので読みながら笑えます。文章も読みやすく、難しくないです。
『メイク』というものに悩みがある人はぜひ一度、『メイクが喜びに変わる答え』を読んでみてはいかがでしょうか?悩みの解決に一役買ってくれる本です。
本を読んだ中で、特に気になったところを4つ紹介します。
メイクが喜びに変わる答え①ファンデーションの色選び

『ファンデーションの色を決めるのは難しいな~』そう感じたことはありませんか?
- ベージュオークルの方がいいのかオークルの方がいいのか
- 標準色がいいのか明るめがいいのか
- 3色展開くらいだと色が少なくて合う色がないといい
- 7色展開でも合う色がないという
なんででしょう。
答えは、あなたの肌色は1色ではないからです。
あなたの肌色と同じ色のファンデーションは世界中どこを探してもありません。言い切れます。それは…
あなたの肌色は1色ではないからです。
そう、あなたの肌色は、無数の色たちの複雑な配列によって構成されています。
メイクが喜びに変わる答え Part1メイクが上手にできない|内田裕士より
ここを読んで『そりゃそうだ』と思いました。
肌にはそばかすやクマ、赤みなどあってそれぞれ色が違います。
だからクマ用にオレンジのコンシーラーがあったり、赤み消しにグリーンの下地があったり。
もし肌色が1色だったら、そもそもファンデーションは必要ないよねって話です。
メイクが喜びに変わる答え②毛穴が気になる

わたしも毛穴が気になると思っていて、ファンデーションで隠そう隠そうとするタイプです。ついついやっちゃうんですよね…
毛穴は色ではなく凹凸なので、これをカバーしようと思うと、かなり濃く塗らないといけません。
自分の顔を毛穴が見えるほど近くで見ること自体が、美しくなることに対して逆効果ですよ。
メイクをするとき、ほとんどの女性は、自分が見やすい距離で自分を見ています。
つまり、かなり近くで、人が見ない距離で自分を見ていることになります。
メイクが喜びに変わる答え Part2欠点をメイクでカバーしたい|内田裕士より
だから『毛穴を隠そうと厚く塗っては皮脂でデロデロに崩れる』というのを何回も経験しているのに、何の疑問も持たずに繰り返していました。
地面に穴があって、それをなくそうとしようと、その穴に土色を塗るとしたら…どれだけ塗ればいいんだ?
なくしたいなら埋める、隠したいならシートみたいなものを掛ける方が穴は隠れますよね。
メイクが喜びに変わる答え③流行のメイクを知りたい

メイクには流行りのメイクがあります。
- 細眉
- 太眉
- 赤リップ
- 酔っ払いチーク
- ツヤ肌
など。今細眉だと古臭く見えませんか?
わたしは前の職場で気になるメイクの人がいました。
お客さんですが、ほぼ毎日来る人でいつもバブル期のメイクだったのです。
細眉、ブルーのアイシャドウ、真っ赤なリップ。ついでに言うと髪型も。
好きでやってるのか、当時のままのメイクをずっと続けているだけなのかわかりませんが…まぁやっぱり時代を感じるわけです…センスが…と。
じゃあ流行のメイクってどんなものを言うのか。
ファッション雑誌のメイク特集記事や、ましてや美容系の月刊誌に出てくるようなメイクを取り入れる必要はありません。
だって、ほとんど誰もあんなメイクしていないじゃないですか?
本当の意味で今の流行を表しているメイクは、ファッション雑誌のファッションページに出てくるモデルさんのメイクです。
メイクが喜びに変わる答え Part3自分の顔に合ったメイクが知りたい|内田裕士より
メイクが喜びに変わる答え④テカらない方法

皮脂が多いとすぐにテカリます。これは結構悩む。どうしたらテカりにくいのかと。
崩れにくい下地を使ったり、ファンデーションを薄く塗ったりしてしのいできましたが、根本的なところに気づいていなかったのです。
まず、そもそもメイク前のスキンケアを見直してみてはいかがでしょうか?
鼻とおでこに美容液や乳液やクリームみたいなものは一切塗らないでみてください。日焼け止めは塗ってもいいですが、あくまで薄く。
それだけでもテカりにくくなると思います。
メイクが喜びに変わる答え Part5くずれないメイクが知りたい|内田裕士より
この時点で、どの美容情報とも違います。どれも『テカるのはしっかり保湿できていないから。化粧水や乳液でしっかりスキンケアをしましょう』と言います。

でもそう聞くからしっかりスキンケアしたのにテカる。
パックとかしてみてもテカる。
しっかりスキンケアって何?!と思っていました。
現在の美容の考え方は、出たものは取りすぎだし、なくなったものは補充うしすぎだと思います。
朝にたっぷりスキンケアをして、メイクが仕上がったら、テカっているから、お粉でしっかりとテカリを押さえましょう。
この感覚がすでに矛盾だらけだと思うのです。
だってそのテカっている主な成分、さっき塗ったスキンケアですよ?
メイクが喜びに変わる答え Part5くずれないメイクが知りたい|内田裕士より
わたし、以前に肌断食(スキンケアをなにもしない)をしていたとき、たしかにいつもテッカテカになるTゾーンがあんまりテカらなかったんですよ。
頬とかはガサガサになっちゃったので肌断食はやめて、また当たり前のようにスキンケアを再開すると、再びテカり始めた経験があります。
『メイクが喜びに変わる答え』をまた読み返したので、Tゾーンのスキンケアをやめてみました。
すると別にガサガサしないし、そこまでテカらないし、何の問題もなかったんですよね。
Tゾーンは皮脂が多いのが悩みでしたが、それをスキンケア不足だとせっせと洗って化粧水やらクリームやらしても解決しませんでした。
一番いいテカリの解決策が、『なにもつけないこと』だった。
『メイクが喜びに変わる答え』を読んでみて欲しい人

わたしが特に目からうろこだった内容4つを紹介しました。
もっといろんな話があるし、わたしとあなたでは目からうろこのポイントが違うかもしれません。
- いろいろスキンケアを試しているのに効果を感じない
- なんとなく化粧が似合わない気がする
- 化粧品を変えたらよくなるのかな?
など、美容にもやっとしている人は、新しい化粧品を買う前に『メイクが喜びに変わる答え』を読んでみることをおすすめします。
美容の基本として、いろんな情報がありますが、それが『あたりまえ』だからといって『あなたにあたりまえ』とは限りません。
よく考えたら、あたりまえをみんなしてるのにみんな肌悩みがあるのはなんでなんでしょう?
気持ちも楽にしてメイク、美容を楽しんでみませんか?