恋はつづくよどこまでも3巻のまえに2巻をおさらい
天堂先生が七瀬の忘れた荷物を取りに行っている間、七瀬が一人で待っていると、ストーカーが目の前に来た!
………先生…!
登場人物
- 佐倉七瀬(さくらななせ)職業:看護師
- 天堂浬(てんどうかいり)職業;医師
- 天堂流子(てんどうりゅうこ)職業:マンション管理人・浬の姉
- 仁志琉星(にしりゅうせい)職業:看護師、七瀬の同期
- 海砂(みさ)職業;看護師、七瀬の同期で大学の同級生
- 来生(きすぎ)職業:医師、浬の大学の同期
恋はつづくよどこまでも3巻ネタバレ
【注意】ここからあらすじとネタバレ含みます。
第11話 人が心から恋をするのはただ一度だけである。それが初恋…です。
ストーカーにガッと手をつかまれたとき、天堂先生が戻ってきた。
七瀬とストーカーを引き離し、その場から離れようとしたとき、天堂先生がストーカーに殴られそうになる。
「先生!あぶな…!」
と天堂先生をかばい、倒れ込んだ七瀬は頭を地面に打ちつけ、血が流れた。
「佐倉…!」
救急車が到着し、勤め先の病院へ運ばれる。
運ばれる途中、七瀬は死ぬかもしれないと思い、天堂先生へ自分の本音を打ち明けた。
「私、やっぱり先生に恋してました」
「もっとキスしたかった、恋人になりたかった、今日みたいにデートとかしたかったです」と。
天堂先生はここを乗り切ったら恋人でもなんでもなってやる、願いをかなえてやると。
「私のこと忘れないで…」
七瀬の意識は途切れた。
…と思ったら病院のベッドで七瀬は目を覚ます。意識が途切れたのは寝不足のため、寝てしまっていたからだった。
天堂先生は「助かってよかった。守るつもりが逆にかばわれて、怪我させて…とんでもない約束までしちまった」と言い、七瀬にキスをした。
それは救急車で七瀬がぶちまけた”こうしたかった”という願い。
「生還したら恋人でもなんでもなってやるって約束した。約束は守る。お前の願いをかなえてやる」と天堂先生は言った。
生きててよかったと、七瀬は泣きながら天堂先生に抱きついた。
恋をしてから6年経ち、やっと想いが届いたのだ。
だけど、七瀬がクリスマスプレゼントを天堂先生に渡し、「来年はちゃんと欲しいもの聞きますね!」と”来年”と口にした。
天堂先生はなにか思うところがあるようだった。
第12話 恋の悲しみを知らぬものに、恋の味は話せない、のです…!
怪我も治り、職場復帰した七瀬。付き合うようになった二人は周りが心配するくらい何も変わってなかった。
久しぶりに流子さんと会うと、天堂先生とのことを聞かれる。
七瀬は進展がないことに不安を感じつつも、職場も同じ、家も隣でこれ以上求めるのは欲張りなのかな? と考えていた。
バレンタインデーに甘いもので釣ったれ!と流子さんの提案に乗っかり、チョコを渡した七瀬。
先輩看護師が「ホワイトデーのお返し、期待しなくっちゃね」という笑顔の圧力を天堂先生に与えている。天堂先生が七瀬を見ると、期待にあふれたキラキラ目で見つめられていた。
一か月後に出かける約束をし、七瀬は喜んで仕事に戻る。
天堂先生はその様子を見ていた来生先生に「明日」何かあるかもしれないのにと言われ何か考える表情をした。
一か月後、普段とは違うメイクをして待ち合わせに来た七瀬。だけど、天堂先生の電話が鳴った。病院からの呼び出しだった。
「行ってきてください。先生は医師ですから」
と天堂先生を送り出した。
なんせは人手があった方がいいだろうと病院に寄ったが、患者さんはだ持ち直し、天堂先生は帰るところだった。
すると天堂先生は七瀬の手を引いて仮眠室へ。
いきなり甘い雰囲気になり、七瀬を膝へ乗せる。キスをすると、七瀬の服のボタンはみかんをさくさくむいてるみたいにはずされていく。
「まって…ダメ!」
と天堂先生から離れる七瀬。
天堂先生は流子さんから聞いて、関係を進展させようとしていたのだ。
めんどくさそうに話す天堂先生に七瀬は「バカ!私のこと好きでもないくせに!」と怒る。
「キス以上のことしたいって言ったけど気持ちが…」と伝えると、まさか天堂先生から「俺も同じこと思ってた」と。
進展だけならいくらでもできる。だけどそんなことに意味あるのかと。
天堂先生は七瀬に「教えてくれ俺に。持て余すほどの情熱と引き返せなくなるほどの衝動ってやつを」と言った。
第13話 恋は人を変える。時に美しく、そして愚かに…知ってますってば!
七瀬は来生先生に、天堂先生が昔付き合っていた女のことを教えてくれと頼む。天堂先生に魅力的だと思われたかったからだ。
だけど聞けば聞くほど、ハイスペックだったその彼女に勝ち目がないと落ち込む。
マンションで仕事から帰ってきた天堂先生と出くわす七瀬。「こんな時間から出かけるのか?」と夜も遅かったから先生は声をかけた。
なにかを感じて天堂先生は部屋のベランダから下をのぞくと…
七瀬と来生先生が会っていたのを目撃してしまった。
天堂先生は来生先生と七瀬の休みが会っていることを不審に思う。
久々の休日、七瀬の部屋には来生先生がいた。料理を教わっていたのだ。
それを知らない天堂先生は仕事中に抜けてきて七瀬のもとへやってきた。
「なんでおまえがここにいるんだ!!」と来生先生に言うも、よく見てみるとそこにはから揚げが。
七瀬は天堂先生の健康面が心配だった。
「だけど二人きりでー」と言いかけるとそこには流子さんもいた。
来生先生と流子さんが帰った後、料理を教わることになったいきさつを聞かれ話す七瀬。
「誰かのコピーになりたいのか」と言われるも、「先生に好かれるためだったらなんにだってなれる」と。
仕事を抜け出して来ていたのでいい雰囲気になりつつも電話が鳴り、「今夜仕事片付いたらまた来る」と言い残して職場へ戻っていった。
第14話 恋の好敵手は手強いほど燃え上がるもの…でしょうか?
七瀬が病院で働きだしてから一年経った。それはつまり、新人ナースの各科での研修期間が始まるということ。
呼吸器科には優秀だと噂の新人・酒井結科華(さかいゆいか)がやってきた。まさかまさかの天堂先生狙いだった!
とても要領がよくて仕事も早く、けっこうかわいくて女子力も高い。だから自信があるんだろうなと七瀬は思った。
あるとき、酒井さんは七瀬がいつも天堂先生と一緒にいることを疑問に思い、「なんでですか?」と聞いてきた。医者とナースは管轄が違うからだ。
「なりゆきで俺が指導してる」というと「それじゃあ私のこともお願いしていいですか!?」と言う酒井さん。そんな予感がしていただけに「ホラ来たー」と落胆する七瀬だった。
帰り道で天堂先生と出会った七瀬は「酒井さんは先生が好きなんですよ。なんでさっきの断らなかったんですか」と言う。
すると天堂先生は、研修生でもできるナースは貴重だと言うも、一年前の七瀬への態度と違い過ぎることにショックを受けた。
『私って先生の欲しがるような人間になれない』と。
頼りない気持ちになってしまい、仕事での集中力を欠く七瀬の様子を見て、酒井さんは七瀬の指示に反論する。
酒井さんは七瀬を下に見始めた。そんなとき、患者さんから七瀬の患者への接し方や七瀬と天堂先生がデキてるらしいという噂話を聞く酒井さん。
先輩看護師に聞いてみてそれを事実だと知る。
酒井さんは七瀬に二人のことを直接聞き、まだ体の関係がないことをおかしいと言う。
「それって付き合ってるって言うんですか!?もしかして佐倉さんの一方的な勘違い?とかー?」とバカにされたように言われてしまうも、「そんなわけない」と言えなかった。
「付き合ってるよ」
後ろから天堂先生の言葉が聞こえる。
酒井さんは七瀬の仕事のやり方が気に食わず、いじわるな言い方をしてしまっていたのだ。
「患者のご機嫌取ってなんになる?退院すれば会わなくなる。退院できなければいつか亡くなってしまう。」
そう言うと、天堂先生は酒井さんに「君はナースに向いているな。どちらかと言えば俺に近い人種。」と。
酒井さんが嬉しく思ったのも束の間、「だから君に俺の指導は必要ないと思う。佐倉はまだダメだ。俺がそばにいないと」
後日、このときのことが釈然としない七瀬は天堂先生に自分はナースに向いていないのかと尋ねた。
「向いてると思ってたのか!?…で、向いてないと言われたらナース辞めるのかよ」
七瀬は「いえ!辞めませんよ!!一人前のナースになって先生に必要としてもらえるまでは」と言った。
すると「とっくに必要としてるよ。つまらなくなるからまだまだ一人前にならなくていい」
こう言われたことで、先生の隣には自分がいてもいいんですよね?と思う七瀬だった。
第15話 戸惑えば戸惑うほど、それは”愛”…なのですか?
天堂先生が学会に行くため、七瀬も医療関係者向けセミナー参加を理由についてきた。
あわよくば…なんて下心を持ちながら。
そんな中、七瀬は不純な動機でセミナーに参加したことを後ろめたく思う。
隣の席の人に遠くから来たことを言うと「熱心なんですね!」とほめられた。その上講習内容のレベルが高く、周りも真剣に聞いているのに、自分はそれについていけない。
『私…こんな気持ちでここに来ちゃいけなかった』
と、自分の甘さを自覚し、吸収できるものは吸収して帰ろうと気持ちを持ち直した。
講習が終わり予約していたホテルに戻る。
席が隣だった人も同じホテルだったので一緒に来るも、その人の予約が通っていなかったのだ。
七瀬は自分の部屋と天堂先生の部屋の二部屋を予約していた。その人を見かねて、一部屋譲ることになった。
下心もあって一緒に来たが、割り切って二部屋取っていたものの、結局一緒に部屋になってしまう。
七瀬は一緒の部屋になってしまい慌てるも、今夜だけは意識するのをやめようと、天堂先生がお風呂の間、今日の講習での資料を読むことにした。
その資料は七瀬にとって新しい発見もあり、学ぶことが多く、気持ちを引き締めてくれるものだった。
本当は下心でついてきたけど来てよかったと天堂先生に報告する七瀬。
だけど、お風呂に行ってこの後のことを考えると緊張してしまう…が勢いをつけてお風呂から出るも天堂先生は寝ていた。(本当は寝ていない)
七瀬は落胆しながらもホッとする。そしてさっきまで読んでいた資料に再び目を通していた。
資料を読みながら寝落ちしてしまった七瀬を、天堂先生はベッドに運ぶ。手を出そうとするけど…結局やめて抱きかかえて眠った。
帰りの新幹線の中で、天堂先生は「俺と二人っきりになりたかったって言ってたな。近いうちに休み取るようにする。どこか出かけよう」と七瀬に言う。七瀬は喜んだ。
病院に戻ると天堂先生は白浜先生に声をかけられた。
「以前君が希望出していた留学の件だけど、どうする?まだ行く気はあるかね」
『え!?』
七瀬は衝撃を受けた…
恋はつづくよどこまでも3巻感想
酒井さんの話。わたしの方が釈然としないよ?
酒井さんの機械的な働き方も、七瀬の人間味あふれる働き方も行きすぎなければどっちも大事だと思う。
もっとこの話でぶつかって欲しかったな。
漫画だし、恋の話メインなのは重々承知してるんだけど、医療…病院を舞台にしてる以上、仕事と恋の話は完全に別々にして欲しい…交えるとふざけてんのか?って思っちゃう。
先生が一人前にならなくていいとか七瀬を甘やかすかのように言ってるけどな。気持ちはわかるよ。七瀬がかわいいんだよね。
でも人の生死にかかわる病院って舞台ではやめていただきたい。
う~ん…仕事の話は女同士の方がいいな。
七瀬が酒井さんにバカにされてる時も、天堂先生じゃなくて先輩の根岸さんとかが間に入ってくれた方がよかった。
きびしい女の先輩がいい。
看護師の仕事と七瀬の恋愛を絡めるな。天堂先生が使える看護師増やしたいのもわかるけど、やっぱ七瀬には甘いよ。
仕事と恋は別!
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