わたしは短時間パート→正社員→フルタイムパート→専業主婦→扶養内パート→専業主婦と様々な雇用形態を経験してきました。
この中で一番お金を貯めやすかったのが扶養内パートです。
なぜかというと、単に稼げばいいというわけじゃないことが分かったから。
どちらかと言えばわたしは浪費家です。
結婚するまでにちゃんと貯金をしておけばよかったのですが、ほとんどできませんでした。
お金を計画的に使えていなかったのが今でも悔やまれる…
今でも家計管理にまだ甘い部分があります。
でも独身時代に比べたら格段にお金を計画的に使うようになりました。
結婚したことで将来を見据えるようになったからです。
『だったら正社員でパートより多く稼いだ方がお金は貯まるんじゃないの?なんで扶養内パートの方が貯まるの?』という疑問に、わたしが気づいたことを紹介します。
扶養内パートの時のタイムスケジュール
わたしが扶養内パートとして働いていた時は、
- 基本8:30~13:00勤務(たまに17;00まで有り)
- 週3日~週4日
- 収入は5万くらい
その時の一日はこんな感じでした。
- 6;40起床、旦那のお弁当準備、自分の身支度
- 8:00出勤
- 8:30始業
- 13:00終業
- 13:30帰宅、洗濯機を回しながら家の掃除と昼ご飯
- 14:30洗濯物を干して昼寝
- 17:00洗濯ものを取り込んでごはんの準備
- 18:00旦那帰宅&風呂。その間にお弁当箱を洗ったり、明日のお弁当の準備をする
(旦那も接客業のため帰宅時間はバラバラ。早番の場合を書いています。) - 19:00ごはん
- 20:00ごはんの後片付け
- 20:30お風呂入ってそのあとお風呂掃除
(お風呂あがったら自由時間) - 24:00就寝
家事をする時間も自分の時間も十分ありますね。
フルタイムの時と比べて疲れない
勤務時間が短い分、体がものすごく楽です。
扶養内パートで働いてたときも別の会社ですが、前職と同じドラッグストア。
立ちっぱなしや、重いものを持ったりと肉体労働ですが、勤務時間が以前の半分になったことでほとんど疲れを感じなくなりました。
フルタイムの時と比べてストレスが少ない
どんな職場でも少なからずストレスはあります。
扶養内パートになる前は、正社員だった会社でフルタイムパートをしていました。
正社員の時が一番ストレスが多かったです。
体力面よりも精神面で追い込まれます。
販売ノルマがあったので、目標金額に達する見込みがないとかなり追及されるので、自分で商品を何万円分も買っていました。
同じ会社なので、パートになったからと言って販売しなくていいわけではありません。
ですが、ノルマに対する数字を追求されるのがなくなりました。
そしてノルマのために自腹で何万円も購入することがなくなりました。
ノルマ以外にサービス残業もなくなりました。
パートは時給で働いているので、タイムカードを押さない限りお金がつきます。
終業時間になったらさっさと帰れました。むしろ帰らないといけなくなりました。
扶養内パートになったときはそことは別の会社でしたが、フルタイムパートよりもはるかにストレスが少なかったです。
長時間同じところにいると、疲れからイライラしたり早く帰りたいと思ったりします。
それがまたストレスに。帰ってから時間がないこともストレスになっていました。
帰ってから家事をしないといけないので自分の時間がない、休めない、そして仕事がつらいというストレスから解放されるのが扶養内パートです。
フルタイムの時は『自分も働いているからいいや』という気になっていた
お金を使い過ぎたなと思っても『わたしだって自分で稼いでるんだし。まあいっか』という感覚になっていました。
自分の稼ぎがそこそこあることで、収入面での安心はあります。
ですが自分が稼いでいるということを言い訳に、平気で無駄遣いをしていました。
扶養に入ったら養ってもらってる感が出ます。
養ってもらってるのに、自分の好きにばっか使ってられないな。
そんな感覚から、自分への出費を抑えるようになりました。
というか、疲れやストレスがかなり減ったおかげで、別に何か買わなくても平気になったというのが大きいです。
扶養内パートと専業主婦を比べてみる
扶養内パートだったときと専業主婦の今を比べて、どちらがいいかと言われたら扶養内パートです。
時間は専業主婦の方が圧倒的にありますが、収入がない。
今は失業手当を受け取りながらの生活なので収入はありますが、収入がなかったらと思うと…
扶養内パートは少しでも自分が稼いでいる安心感と、家のことをちゃんとできる時間があります。外での人との関わりもある。
家庭と仕事をうまく両立させたいと思ったら、一番実現可能なのが扶養内パートでした。
扶養内でも働いているから、出かける日出かけない日の切り替えができる
基本出かけるのが面倒くさい派ですが、専業主婦になってずっと引きこもっているのもなんだかな…と食材の買い出し以外にも出かけていたことがありました。
でも用もないのに出かけるとお金使っちゃうんですよね。
フルタイムはフルタイムで、仕事帰りにスーパーに寄って疲れた体にご褒美と称して無駄遣い…
わたしは歩いて仕事場に通っていたので、帰り道にスーパーで買いこむことができません。重くて持って帰れないから。
それにさっさと帰って洗たくしたかったから寄り道もしませんでした。
そのかわり買い物に行く日を決めていて、そこで次に買い物に来るまでの食材を買うようにしました。
扶養内パートはオンとオフを切り替えやすいのと、計画的に出かけるようにできたので、お金を使わない日もできました。
メリハリのある生活にできたのが大きなメリットです。
給与口座を新規開設した口座に変更した
以前の会社でフルタイムパートを辞めたきっかけが、旦那の転勤による引っ越しです。
車を2台所有しており1台はアパートに止められなかったため、駐車場を借りました。
その料金の引き落としが今持っている口座ではできず、新たに作らなくてはいけなくなったので口座を開設しました。
JAバンク。
水道料金もJAバンクからの引き落とし指定でした。
JAバンクからは毎月駐車場代と水道代が引かれるようになるので、わたしのパートの給料はそこに入るようにしました。
だけど…
JAバンクってよく聞くけどなじみがないんだよね。よく行く場所にもJAバンクのATMないんだよなあ。
なんて思っていたけど、これがいい方に働きました!
もともと旦那の給料で何とかしようと心がけていた面もありますが、給与口座を新たに作った口座にしてよかったです。
もし働き始めたときからずっと使ってた、なじみのある口座に給与の振り込みを指定していたら、簡単に引き出していたと思います。
フルタイムと扶養内を比べて、いかに無駄遣いが多かったか気づいた
わたしはずっと家計簿をつけているのですが、家計簿を見てみて気づいたことがあります。
手取り15万ほど稼いでいたフルタイムパートの時と、扶養内パートになったときと、毎月の貯金額があまり変わらないことです。
お金に対する考え方の違いが扶養かそうでないかでだいぶ違っていました。
ただ、フルタイムの仕事を辞めた直後2~3か月は稼いでいた時と同じように使ってしまっていました。
もともとの自分の給与口座のお金が減っていくにつれて、
「わたしは今働いてないから収入がない!やばい!」
と気づいて、無駄遣いが減っていきました。
生活が変わるとお金の使い方も変わります。
以前より稼いでいない扶養内パートだったのに、扶養内パートの方がお金を上手に扱えてます。
お金の使い方を見直すきっかけにもなった扶養内パートという働き方
収入が多いに越したことはありませんが、使い方を間違っていたらお金を貯めることはできません。
体力面・精神面にダメージを受けながらもがんばって働いているのに、そのせいでお金を無駄遣いしてしまう。
本末転倒、元も子もないです。
わたしは引っ越しのためフルタイムパートを辞めましたが、引っ越ししなかったら今でも同じ職場で働き、お金の使い方を見直すことはなかったと思います。
扶養内パートで少しでも自分の稼ぎがあって、短時間でも外に出て、理想通りに家事をする時間もあって。
稼ぐことに躍起になってばかりだったときよりもゆとりができたおかげで、お金のやりくりを考える時間もできました。
正社員で共働きだろうと、ほとんどの家事を奥さんがやっている家庭は多いです。
疲れます。
それが原因でやりくりが上手くいかない家計もあると思います。
扶養内パートを経験した今だからこそ稼ぐために働けるかもしれない
さんざん無駄遣いもしてきました。
収入が少ないなら少ないなりに、なんとかできるものだということもわかってきました。
なくても何とかなることも。
わたしは
- 何が必要で
- 何にどれだけお金があったらよくて
- 何が要らなくて
- どうしたらお金が貯めやすくて
- ストレスと疲れが少なかったらお金を使わない
という性格もわかりました。
もともと浪費家じゃなかったら、扶養内パートという選択をしなくても、上手にお金を貯められたんだと思います。
ですが、わたしには扶養内パートは重要な経験だったことが思い返してみるとよくわかりました。
お金を稼ぎたい!貯金したい!と思う以上は、扶養内パートで得た考え方が必要不可欠です。
浪費家の人ほど、自分のお金の使い方を見直す機会は必要です。
かと言って今の収入を手放すなんて…簡単に仕事を辞められない人もいます。
浪費したところで満足を得られるわけじゃないし。貯金できることの方が満足感を得られるかもしれないし。
扶養内パートで自分のお金の使い方を見直すことができたので、今から稼ぐためにフルタイムも有りかなと考える今日この頃です。