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T.M.Revolutionと西川貴教の違いと『歌詞』という言葉を聞きたい想い

エンタメ

あれ?T.M.Revolutionじゃなかった?

そういえば、最近西川貴教名義で活動してるな?T.M.Revolutionとなにが違うの?という人がいるかもしれない。

西川君は西川君なんだけど、名義が違う以上別もんの活動であります。

大きくどこら辺が違うのかを筆者の解釈で解説します。

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T.M.Revolutionと西川貴教、最大の違いは音楽

T.M.Revolutionは作詞井上秋緒、作曲浅倉大介でほとんどの楽曲を作っています。

シングルに至ってはすべてです。

T.M.Revolutionの色ともいえる根幹。

それに対して西川貴教は作詞作曲は毎回違う人でしているので、どの曲もロックだけどタイプの違う曲になってます。

布袋寅泰さんも楽曲提供してる。

いつもと違う感じが聞きたいときはこっちもいいですよ。

UNBROKENはとてもかっこいい曲です!好きです!

たとえ西川貴教名義でも、根幹はT.M.Revolutionにあるには違いないです。

声が同じでも曲が全然違うから、ファンの人はほとんどの人がすぐに違いに気づくと思います。すぐわかります。

で、その違いを考えてもやっぱりわたしはT.M.Revolution派です。

『歌詞』という言葉を聞きたいのでT.M.Rを聞く

曲はどちらもかっこよくて好きです。

西川貴教名義の方で好きな曲はUNBROKEN(feat.布袋寅泰)。

言葉が聞き取れてかっこいい曲だからです。

『SINGularity』というアルバムを出しているんですが、英語の詞が多くて…何を言ってるのかわからない…

西川貴教名義の曲もかっこいいので聞いていて気分も上がるし、ノリもいいし、とにかく盛り上がり重視!にはいいと思うんです。

楽しい!でも聞き続けるかとなると…うん…日本語聞きたい。

日本人だし英語そんなわからんし、好きな歌詞を曲の中で見つけられるとその曲がより特別になって思い入れもできます。

井上秋緒詞で好きなフレーズもあるし、毎回言葉の選び方とかおぉ!ってなります。

日本語はきれいでいろんな表現のしかたがあって感じ方もそれぞれで。

かっこよさを求める歌詞は失敗したら大やけどする。

ほんとに聞くに堪えないくらいダサすぎることがある。

わざわざ例えた比喩がダサすぎるとか…ね。

そこが上手いのが井上秋緒さんだと思う。

井上秋緒詞と言われるくらい自分の表現があるからやっぱりそれを聞きたい。

曲に関しては20年浅倉大介サウンドで過ごしてきたので、期待を裏切らないというか…自分の体にしっくりくる音楽になってしまってるのでT.M.Revolutionが合致するんです!

『戦国BASARA』『ガンダムSEED/SEED DESTINY』のテーマソングの歌詞

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この2つの作品はシリーズ通してT.M.Revolutionの曲が使われています。

なにがすごいって作品の世界観を壊さないところです。それどころか作品を底上げし、より印象付けてると思います。

戦国BASARA

アクションゲームです。名前の通り戦国時代の武将や有名人物をキャラクターのモチーフにしています。

戦国ですから曲の世界観は『和』。もし自分が作曲家だったら、『和』を取り入れてる作品のテーマ曲を作るときどうしますか?『和』っぽくしようと思ったら『和』の楽器を取り入れれば音楽はわりと『和』っぽくなります。

じゃあ歌詞は?『和』っぽい歌詞って?

曲も歌詞も単純に『和』っぽさを取り入れるだけではダサい。さむい。痛い。『戦国BASARA』という作品の質を落とすならいらない。アクションゲームにのんびりした曲は似合わない。

井上秋緒さんが書いてる戦国BASARAの詞は

  • crosswise
  • Naked arms
  • SWORD SUMMIT
  • FLAGS
  • The party must go on
  • UTAGE
  • Count ZERO
  • DOUBLE-DEAL
  • Committed RED

こんだけある!9作とも戦国BASARAのテーマ曲。根っこは一緒でも曲の言葉選び、テイストが違う。一つの作品でほんと…脱帽です。

戦国BASARAはアニメ、ゲームと何作も出てるんですが、それぞれテーマが違うから曲の感じも違うんです。ゲームの戦国BASARA3は徳川家康・石田三成が中心の話。

徳川家康と言えば265年間続いた江戸幕府を開いた人でもあります。

戦国BASARA3のテーマ曲は『Nakrd arms』。新しい時代の幕開けにふさわしい曲です。作品の時代背景まで考慮した曲。

つまり『疾走感があり、日本を感じられ、作品を際立たせる曲とその曲を表現できる歌手』が必要。それを作れるのが浅倉大介・井上秋緒・西川貴教を含めたT.M.Revolution。

ガンダムSEED/DESTINY

両作品ともにT.M.Revolutionの楽曲があります。もちろん作詞は井上秋緒さん。

  • INVOKE-インヴォーク-
  • Metear-ミーティア-
  • Zips
  • ignited-イグナイテッド-
  • vestige-ヴェスティージ-

ガンダムと言えばロボットアニメというイメージが強いですが、戦争の中で生きる少年の葛藤がどのガンダム作品にも共通しているところです。

歌詞からはアニメガンダムの疾走感、世界観、登場人物たちの心がうかがえる。

ガンダムに合う歌詞を書けと言われたらまぁまず想像できない。語彙力が足りない。勉強するから1年待ってとかなりそう。いや1年でも…ぐわあ!

言葉が難しいものもあって(ちょっと難解な歌詞)中二病感を感じなくもないですが、アニメだからかあんまり痛々しく感じないんですね。ほんとアニメとマッチしてなかったら聞くに堪えなかったかもしれない。

言葉選びはセンスの塊です。痛々しいのとかっこいいのは紙一重。このバランスを崩さない歌詞・曲・歌声に脱帽。かっこいい歌詞も歌がド下手だったら台無しになる。

中二アニメ+ダサい歌詞+間延びした曲+ド下手な歌=ジャイアンリサイタル

タイアップ作品を無下にする歌詞もある

昨今アニメ主題歌のタイアップがつく歌が多くありますが、そのアニメ、作品が好きな人にとって最悪なのは《ただの宣伝のためにアニメのテーマソングになった》ということ。

作品の世界観もあったもんじゃねぇ。バトルアニメにアイドルのふわっとした応援歌とか戦えねぇよ!

それから恋愛アニメじゃないのに恋の歌とか持ち込まないで…それはよそでお願いします。

エンディングになった瞬間チャンネル変える。

あ、でも予告があるから耐えるか。

あなたという歌手を宣伝するためにタイアップするのはいいけど、作品に合わない曲ならタイアップ辞退してほしい。

せめて作品に合った歌をちゃんと作ってタイアップしてください。

素人レベルの歌詞…忘れないぞ、あれだけは…

T.M.Revolutionと西川貴教、違う名義での活動で感じた意義 

T.M.Revolutionと西川貴教の違いは音楽です。

わたしは作詞井上秋緒、作曲浅倉大介の曲を求めています。

だからT.M.Revolution派。体に染みついてるのでやっぱりそう思っちゃうんですね。

バンドで活動している人がソロ活動するときと同じですね。

そこで新しいファンがついたりやっぱりバンドの方がいいと思う人がいたり。

T.M.Revolutionの曲に飽きた→西川貴教を聞く→T.M.Revolutionのよさに再度気づく→また聞き込む

こういう効果もあります。

西川貴教名義のライブツアー『SINGularity』に行ったんですが、若いファンが多くいました。

20年以上活動しているT.M.Revolutionですが、今、西川貴教名義で新しい音楽活動をしていることで、若い人にとって参入しやすいアーティストになっているのかなと。

この歌手好き!ライブ行きたい!となっていざライブのチケットが取れても、知らない歌を歌われることが多いです。

それが20年も活動している歌手だったらその分の曲を聴き込むのが大変なんですね。

曲がありすぎて。新規ファンが置いてけぼりくらいやすい。知ってる曲の方ががぜん楽しめるもん。

TMRの古参ファンだからTMRの方がいいなと思ってしまうけど、違う名義で活動することで間口を広げてくれてるんだと思う。

こうして新しいTMRファンも増えていって続いていくんだろうな。

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