…パナソニックのドライヤーに『ナノケア』ってあるでしょ?しかも一種類だけじゃなくていっぱい…どう違うのかな?
ナノケアたくさんあるよね。Amazonや楽天で検索したら最新のものから廃盤商品まで。値段も違うし。
パナソニックのドライヤー『ナノケア』はとても人気だし結構いいよってよく聞きます。
どういいのかな?と調べてみると、めっちゃ種類があって少し思考停止しました。
わ、わからない…どれを見たらいいのかわからない…
そこで今販売している現行品と、ネット上では売っている廃盤商品の特徴や違いなどを調べました。
パナソニックのドライヤー『ナノケア』の違いはドライヤーのタイプ(4種類)
ナノケアのドライヤーは、調べてみるとかなり多くの型番があります。
そうそう。めっちゃ多くて「え?!」ってなったよ。わけがわからなくなっちゃった…
型番は英数字なので、パッと見では本当にわかりません。
でも大丈夫。
どれだけたくさんの型番があろうとも、ナノケアのドライヤーは4種類しかありません。
見分け方は型番に書いてある番号です。
【2021年~】
- 0→高浸透ナノイー搭載
- 2→コンパクト・軽量
- 9→ナノイー&ミネラル(国内使用のみ)
- 9→ナノイー&ミネラル(海外国内両用)
例)2022年モデル
- EH-NA0J→高浸透ナノイータイプ
- EH-NA2J→コンパクト・軽量タイプ
- EH-NA9G→ナノイー&ミネラルタイプ(2021年発売)
- EH-NA9F→ナノイー&ミネラルタイプ(海外国内両用/2021年発売)
【2020年まで】
- 0→高浸透ナノイー搭載
- 2→コンパクト・軽量
- 5→海外でも国内でも使用可
- 9→ナノイー&ミネラル
例)2020年モデル
- EH-NA0E→高浸透ナノイータイプ
- EH-NA2E→コンパクト・軽量タイプ
- EH-NA5B→海外国内両用タイプ
(2019年モデルで2020年は新型なし) - EH-NA9E→ナノイー&ミネラルタイプ
となっています。
ナノケアはすべて『ナノイー』が搭載されているので、どれを選ぶか悩んだ際には、
- 髪質改善をしたいのか→高浸透ナノイータイプ
- 場所を取らないものがいいのか→コンパクト・軽量タイプ
- 海外にも持って行きたいのか→海外・国内両用タイプ
- 髪の状態をきれいに保ちたいのか→ナノイー&ミネラルタイプ
といった、髪への悩みや使い勝手のよさなどを想像してみるといいです。
高浸透ナノイーとナノイーの違い
まず、パナソニックのドライヤー『ナノケア』シリーズとは、『ナノイー』という水分たっぷりのイオンで髪をケアすることができるドライヤーのこと。
イオンって?
イオンとは原子のことで、それ以上分解できないごく小さなもの。つまり本当にごく小さな水分が髪に浸透して、うるおいのある状態にするのがナノイーの効果なんだよ。
なのでナノイー搭載のドライヤーを使うと、髪をただ乾かすだけじゃなく、うるおいを与えながら乾かすのでパサパサしにくい髪にしてくれます。
そしてナノケアのヘアードライヤーは、
- 高浸透ナノイー搭載タイプ
- ナノイー搭載タイプ
の2種類があります。
より水分が髪に浸透してうるおいのある状態にするのが『高浸透ナノイー』。
高浸透じゃない方の『ナノイー』も、水分が髪に浸透してうるおいのある状態にはしますが、高浸透ナノイーほど内部まで浸透しません。
高浸透ナノイー搭載タイプは、髪の内側までうるおう。
ナノイー搭載タイプは、髪の内側浅いところまでうるおう。
高浸透ナノイーとナノイー、結構違うね。でもどうして高浸透だとこんなに違うの?
それはね、ナノイーを使って発生する水分の量が違うからなんだ。
水分発生量が増えると、髪にあたる範囲も量も増えます。
なのでより髪全体がうるおって手触りのいいまとまった髪に。
理想の髪はシャンプーやトリートメントだけじゃなく、乾かす際のドライヤーも大きく関係していますね。
ナノケアドライヤーの型番の違いと特徴
【2021年~】
- 0→高浸透ナノイー搭載
- 2→コンパクト・軽量
- 9→ナノイー&ミネラル
(国内専用と海外国内両用の2種類)
【2020年まで】
- 0→高浸透ナノイー搭載
- 2→コンパクト・軽量
- 5→海外でも国内でも使用可
- 9→ナノイー&ミネラル
例)2022年モデル
- EH-NA0J→高浸透ナノイータイプ
- EH-NA2J→コンパクト・軽量タイプ
- EH-NA9G→ナノイー&ミネラルタイプ(2021年発売)
- EH-NA9F→ナノイー&ミネラルタイプ(海外国内両用/2021年発売)
【型番の末は発売日の違い】
2022年9月1日発売
- EH-NA0J
- EH-NA2J
2021年9月1日発売
- EH-NA0G
- EH-NA9G
- EH-NA9F
- EH-NA2G
※EH-NA9GとEH-NA9FはEH-NA9Gが国内専用、EH-NA9Fが海外国内両用です。
※2021年発売の9の型番は2種類あるのでこうなっています。
それから型番を調べていると、EH-NA0EとEH-CNA0Eのように、同じ型番なのにCがあるかないかで何が違うのかな?という疑問がでてきます。
まず、Cがついているのが家電量販店モデルで、ヤマダ電機とかビッグカメラとかで売っているモデルです。
そしてCがないのは一般流通向けモデルなので、おおざっぱに言えば電気屋以外で売っているものとなります。
この型番にCが付くものはセットノズルが本体と同系色になっています。
セットノズルの色が、
- Cなしの場合(例:EH-NA0E)→透明
- Cありの場合(例:EH-CNA0E)→本体と同系色
これはどのタイプでも同じで、性能に違いはありません。
そもそもセットノズルってなにするものなの?
【セットノズルとは】
髪をセットするときに、風をしぼってあてるためのノズル。
髪をセットするとき以外に使うと本体に内蔵されている速乾ノズルの効果が低下するので、セットノズルは髪をセットするときのみに使うこと。
ではそれぞれのタイプの違いを見ていきますよ。
高浸透ナノイー搭載タイプ(EH-NA0J・EH-NA0G)
【EH-NA0J(2022年モデル)】
【EH-NA0G(2021年モデル)】
EH-NA0J(2022年モデル)と、EH-NA0G(2021年モデル)では、
- 最大風量
- モード(風温自動コントロールについて)
- サイズ(主に幅が約7cm小さくなった)
- ノズル
が違います。
EH-NA0J(2022年モデル)はデザインが変わったことから、根本速乾ノズルが付き、好みに合わせてノズルを使い分けやすいようになりました。
サイズもコンパクトになったため、折りたたまずに収納できます。
次は5つのモードについても説明するよ
【5つのモードについて】
①温冷リズムモード
→髪のツヤを出すために、温・冷風を交互に出す。温風で癖を伸ばし冷風で冷やしてキープする。
②毛先集中ケアモード
→温度センサー付きで毛先の仕上げに最適な風量と間隔で、温・冷を交互に出す。毛先を逃しにくい弱風。
③インテリジェント温風モード
(2021年発売分まで)
→室温に合わせて風温を自動コントロール。暑い時期でも温風の熱さを減らし髪を乾かす。
④スカルプモード
→地肌に優しい温度、約60℃で乾かす。地肌に近づけても熱くない。高浸透ナノイーが地肌もケア。
⑤スキンモード
→お風呂上がりの肌に高浸透ナノイーとミネラルを含んだ風をあてうるおいを保つしっとりした肌へ。※一日約1分間。
えっ?!顔?!顔にドライヤーあてるの?!
高浸透ナノイー搭載だからできることだよね。これはわたしもびっくりした。左手に約1分あててみたら、右手としっとり感がちがったよ。
>>こちらから高浸透ナノイータイプの旧型との詳しい比較を紹介しています
コンパクト・軽量タイプ(EH-NA2J・EH-NA2G)
【EH-NA2J(2022年モデル)】
【EH-NA2G(2021年モデル)】
ん?これどっちも同じじゃない?色が違うだけだよね?
そうなんだ。コンパクト・軽量タイプは型番が違っても機能は全部同じ。色が違うだけだよ。
その他、サイズもすべて同じです。
(高さ21.7×幅15.7×奥行7.9cm)
コンパクト・軽量タイプは、サイズ感・重さ・機能はすべて同じなので、気に入った色を選ぶのが〇です。
>>そのほかコンパクト・軽量タイプのナノケアドライヤーについて詳しくはこちら
海外・国内両用タイプ(EH-NA9F・EH-NA5B)
【EH-NA9F(2021年モデル)】
【搭載モード】
- 温冷リズムモード
→仕上げにまとまり・ツヤ感を出したいときに - 毛先集中ケアモード
→毛先の傷みが気になるときに - インテリジェント温風モード
→暑い時期など、温風の熱さを低減したいときに(約60℃~約110℃の温風) - スカルプモード
→地肌をやさしく乾かしたいときに(約60℃の温風) - スキンモード
→肌のうるおいケアもしたいときに
【EH-NA5B(2019年モデル)】
2019年モデルまでの海外国内両用タイプにはモード切替はありません。
2021年モデルと2019年モデルでだいぶ変わったね。
2021年モデルはナノイー&ミネラルタイプの海外国内両用タイプだからね。そもそもの作りが違うんだ。※2020年は海外国内両用タイプの新型は発売されていません。
なので、
- 海外でも高機能・高性能のナノケアドライヤーを使いたい人は、
→EH-NA9F(2021年モデル) - 海外で高機能でなくてもナノケア搭載のドライヤーが使えたらいい人は、
→EH-NA5B(2019年モデル)
がおすすめです。
海外でナノケアドライヤーを使用するには、海外にも対応しているものでないといけません。
海外国内両用タイプ以外のナノケアドライヤーは日本国内専用のものであり、海外使用はできないので注意が必要です。
※変圧器があれば使えないこともないですが、ドライヤーは消費電力が大きいのでおすすめできません。
海外国内両用タイプにはC-2プラグアダプターが付属しており、最初から付いているプラグはA-2タイプと言って、日本で使う場合はこちらを使います。
付属品のC-2プラグアダプターに切り替えるときは、A-2タイプと連結させて使います。
>>そのほかの海外国内両用タイプのナノケアドライヤーについて詳しくはこちら
ナノイー&ミネラルタイプ(EH-NA9G・EH-NA9E)
【EH-NA9G(2021年モデル)】
【EH-NA9E(2020年モデル)】
EH-NA9G(2021年モデル)とEH-NA9E(2020年モデル)は性能は同じで、本体色が違うだけです。
>>そのほかのナノイー&ミネラルタイプのナノケアドライヤーについて詳しくはこちら
ナノケアドライヤーのスペック比較
では最後にスペック比較を。それぞれのタイプの最新モデルで比べます。
【ナノケアヘアードライヤー2022年モデル比較(現行品)】
イオンチャージPLUS(イオンチャージ)とは
ナノイーとミネラルマイナスイオンを髪に浸透させやすくする機能です。
ナノイーとミネラルマイナスイオンはマイナスの電気を帯びており、ドライヤーをあて続けると髪にマイナスの電気がたまるため、マイナス同士が反発して髪に付着しにくくなります。
ドライヤーの持ち手にあるパネルに触れると、たまっていたマイナスの電気を髪から逃がすので、ナノイーとミネラルマイナスイオンが髪に付着しやすくなります。
イオンチャージパネルはドライヤーのハンドル部分にあるので、普通に握るだけで触れている状態になります。(ちょっとでも触れていればOK)
しっとりまとまる髪に。ナノケアドライヤーで綺麗な髪を作ろう
「どれがいいかな…決めきれないよ…」
と、ナノケアのドライヤーを選ぶときに思ったら、それぞれの最新モデルを選ぶのをおすすめします。
パナソニックの家電製品をネット等でみても、最新のものと旧品のものだと最新のものの方が安かったりします。
生産終了で在庫がないことが理由の一つでもありますね。
なので、
- 髪質改善(よりなりたい髪へ)→高浸透ナノイー
場所を取らないものがいい→コンパクト・軽量 - 海外でも使いたい→海外・国内両用
- 今の髪の状態をきれいに保ちたい→ナノイー&ミネラル
を好きな色の中から選ぶのがおすすめです。
ちなみに高浸透ナノイーとナノイー&ミネラルで迷った場合は、ドライヤーにかけられる予算で決めるといいです。
高浸透ナノイーとナノイー&ミネラルタイプは1万円ほどの差があるので、
予算は気にしないよ
ということであれば、高浸透ナノイーを買った方が、よりしっとりとまとまる髪にしてくれます。
髪の与える印象ってメイクよりも断然大きくて、しっとりまとまったきれいな髪の人を見かけるとついつい見てしまいます。
美人度がかなりアップする。
あと清潔感も。
髪をきれいにしたいと思ったとき、シャンプーやトリートメントをちょっと高いものに変えたり重ね付けたり。
そんなふうにしてるのになんかイマイチ思ったようにきれいにならなくて…なんてことはありませんか?
トリートメントのように”与える”ケアはしても、ドライヤーのときの”乾かす”ケア、つまりは熱から髪や頭皮を”守る”ケアは置いてけぼりになりがちです。
”与える”前に”守るケア”があってこそ、より髪はきれいになります。
ナノケアのドライヤーで守り、きれいなツヤ・まとまりのある髪に。
髪がきれいにまとまってると、鏡を見たときにとても嬉しくなりませんか?