
美容雑誌のVOCE読んでたらね、美顔器でパナソニックのイオンエフェクターがおすすめされてたんだよね。

Twitterのプロモーションでもよく見るよ。お肌がぷるっとして透明感上がりそう。

だよね。だから気になってるんだけど…最新機種とその他ってどう違うのかな?
イオンエフェクターは、雑誌や広告で『ドドン!』とよく紹介されています。
それを見て、「あ、良さそう」と、イオンエフェクターを調べてみると、他にもたくさん種類があるんですよね。
基本的にイオンエフェクター(美顔器)は、毎日のスキンケア効果を高めるために使うもの。
高浸透タイプは、毎日のスキンケアはもちろん、ここぞというときに気合を入れてスキンケアしたい場合にも活躍します。
浸透タイプは、毎日のスキンケアと一緒に使う基本的な美顔器です。
『エステ並みのスキンケアをたまには家でも感じたい』
その場合は高浸透タイプがおすすめです。
イオンエフェクターの種類の大きな違いは高浸透タイプかどうか
イオンエフェクターは、
- 高浸透タイプ
- 浸透タイプ
の2種類に分けられます。
その名前の通り、より美容成分や保湿成分を肌に浸透させるのが高浸透タイプ。
【プレケアモード】という機能が搭載されているのが高浸透タイプになります。
プレケアモードが搭載されている高浸透タイプのイオンエフェクターは、
- EH-ST98
- EH-ST97
- EH-ST86
の3種類。
そのほかのイオンエフェクターは浸透タイプ。
浸透タイプのイオンエフェクターは、
- EH-ST78
- EH-ST76
- EH-ST75
- EH-ST66
- EH-ST65
- EH-ST63
- EH-ST53
- EH-ST51
- EH-ST31
の9種類。
それぞれの違いは搭載されている機能です。
肌の明るさアップ、ハリ感アップ、肌の引き締め機能など、種類によって異なります。
イオンエフェクターを使うと、手よりも効果的なスキンケアができる
イオンエフェクターは電気の力を使うことで、美容成分の肌への浸透力をアップさせ、うるおいやハリのある肌へ導きます。
保湿に特化した美顔器です。

なんで電気の力を使ったら浸透力がアップするの?

それはね、美容にいい成分って、そのまま肌に浸透させるには分子が大きすぎて入らないんだ。肌に乗ってる感じ。そこで電気の力の出番!
イオンエフェクターで保湿力アップの機能を使うときの電気の力に、”電気浸透流”というものがあります。
電気浸透流とは?
電気浸透流とは?|導入美顔器 イオンエフェクター(高浸透タイプ) EH-ST98より
プラスからマイナス電極に向かって発生する水の流れのこと。
この流れに乗って、化粧品の保湿成分も一緒に移動するため、角質層への浸透性がアップします。
このおかげで、美容成分を肌へ浸透させる力がアップし、うるおいやハリ感のある肌を作りやすくなります。

それいいね!私、肌が乾燥しててしわっぽいのどうしようかと思ってたんだ。

化粧水とか美容液足してもなかなかしわが薄くならない…ってことにはもってこいだよ。
エステに何回も行くのは高いし面倒ですよね。
なんとか自分で、家で、理想的な肌を作れたら…
その手助けをしてくれるのがイオンエフェクターです。
イオンエフェクターの機能(モード)でできることを確認
イオンエフェクターに種類がいろいろある理由は、搭載されている機能が違うからです。
肌の悩みに合わせたケアができるよう、搭載されている機能を確認してみましょう。
イオンエフェクターの型番によって、できることが違うので、欲しい機能が付いているかどうかが選ぶ材料となりますね。

まずはイオンエフェクターに搭載されている機能(モード)とは何かをさっと確認しておこう。
型によって違いますが、イオンエフェクターに搭載されている機能には、
- プレケアモード
- 保湿モード
- ブライトニングモード
- マルチモード
- スキンクリアモード
- クールモード
- リズム保湿モード
- 温感リズムケアモード(生産終了品のみ)
があります。
- 【プレケアモードとは】
→より美容成分が浸透しやすいよう、肌に通り道を作ります。 - 【保湿モードとは】
→電気の力とリズムで、化粧品の保湿成分を浸透させます。
手で塗った時よりも浸透力がアップ。
※リズム保湿モードと同じ意味 - 【ブライトニングモードとは】
→ビタミンCをしっかりと浸透させるためのモード。
肌の明るさアップのために。
使うときは、ビタミンCやビタミンC誘導体を含む化粧品と一緒に使います。 - 【マルチモードとは】
→保湿成分もビタミンCも一度で手軽に浸透させます。
ただし【保湿モード】【ブライトニングモード】と別々に使ったときの方が、浸透力はいい。 - 【スキンクリアモードとは】
→洗顔では落としきれなかった毛穴汚れなどを取り除く。 - 【クールモードとは】
→お手入れの最後に使います。
約10℃の急速冷却で肌を引き締めます。 - 【リズム保湿モードとは】
→電気の力とリズム(小刻みな振動)で、より保湿成分を浸透させる。
※保湿モードと同じ意味 - 【温感リズムケアモードとは】
→保湿モード、リズム保湿モードと基本的には同じで、温かいヘッドと選べる3つのリズムで引き上げるようにケア。
フェイスラインや目もとなど、気になる部分に。

各機能(モード)をさっと確認したところで、次は種類を見ていきますよ。
イオンエフェクターの種類と特徴
イオンエフェクターの種類は、
【現行品】
- EH-ST98(高浸透タイプ)
- EH-ST78
【生産終了品】
- EH-ST86(高浸透タイプ)
- EH-ST97(高浸透タイプ)
- EH-ST76
- EH-ST75
- EH-ST66
- EH-ST65
- EH-ST63
- EH-ST53
- EH-ST51
- EH-ST31
があり、高浸透タイプとそうじゃないものの違いは、より美容成分を浸透させる【プレケアモード】があるかないかです。
いろいろ面倒なときは、シートマスクの上から
- 【保湿モード】
- 【ブライトニングモード】
- 【マルチモード】
のどれかだけを使っても、しっかりスキンケアができますよ。
イオンエフェクターを使うときは、引き上げるようにケアする。
EH-ST98・高浸透タイプ

【ついている機能】
- プレケアモード
- 保湿モード
- ブライトニングモード
- マルチモード
- スキンクリアモード
- クールモード
※マルチモードはEH-ST98のみについています
そして、手でスキンケアしたときと比べて、【プレケアモード+保湿/マルチモード】を使った場合、角質層への浸透量が、
- ヒアルロン酸5.7倍
- コラーゲン5.0倍
- 高機能ペプチド(プラセンタ成分)6.3倍
※保湿モードのみだと、手で塗った場合と比べて、保湿成分の角質層への浸透量が1.7倍にアップ。
【使い方の例】

本当にめんどうなときは、シートマスクを顔につけて、その上から保湿モードやブライトニングモード(ビタミンC入りマスク使用)を3分使うだけというやり方もありです。
EH-ST78(浸透タイプ)

【ついてる機能】
- スキンクリアモード
- 保湿モード
- ブライトニングモード
- クールモード
保湿モードを使うと、手で塗った場合と比べて、保湿成分の角質層への浸透量が1.7倍アップ。
【使い方の例】

生産終了分のイオンエフェクター
生産は終了しているけど、Amazonや楽天などを検索すると出てきます。
なので、簡単に特徴を調べました。
EH-ST97・高浸透タイプ

【ついてる機能】
- プレケアモード
- リズム保湿モード
- ブライトニングモード
- スキンクリアモード
- クールモード
そして、手でスキンケアしたときと比べて、【プレケアモード+リズム保湿モード】を使った場合、角質層への浸透量が、
- ヒアルロン酸5.7倍
- コラーゲン5.0倍
- 高機能ペプチド(プラセンタ成分)6.3倍
※リズム保湿モードのみだと、手で塗った場合と比べて、保湿成分の角質層への浸透量が1.7倍にアップ。
【使い方の例】

EH-ST98と基本的には一緒で、大きな違いは【マルチモード】があるかないかです。
EH-ST86・高浸透タイプ

【プレケアモード+リズム保湿モード】使用で、化粧品の浸透力がアップ。
手で塗ったときと比べて、ヒアルロン酸4.9倍、コラーゲン4.0倍に。
【使い方】
①ベーシックプラン
- スキンクリアモード3分
- プレケアモード2分
- リズム保湿モード3分
- クールモード2分
②フルプラン
- スキンクリアモード3分
- プレケアモード2分
- リズム保湿モード3分
- プレケアモード2分
- リズム保湿モード3分
- クールモード2分
③クイックプラン
- プレケアモード2分
- リズム保湿モード3分
- クールモード2分
化粧水のみ使うときはコットンを使うこと。
乳液・ジェル・美容液・クリーム・アイクリーム・マッサージクリームを使うときは、コットン不要。
EH-ST76

【ついてる機能】
- スキンクリアモード
- リズム保湿モード
- ブライトニングモード
- クールモード
【使い方の例】

EH-ST75

【使い方】
①ベーシックプラン
- スキンクリアモード3分
- リズム保湿/ブライトニングモード3分(化粧水使用)
- クールモード2分
②フルプラン
- スキンクリアモード3分
- リズム保湿/ブライトニングモード3分(化粧水使用)
- リズム保湿/ブライトニングモード3分(乳液やクリーム使用)
- クールモード2分
③クイックプラン
- リズム保湿/ブライトニングモード3分(化粧水使用)
- クールモード2分
リズム保湿/ブライトニングモード3分(乳液やクリーム使用)のときは、コットンはいらない。
ブライトニングモードを使うときは、ビタミンC・ビタミンC誘導体を含む化粧品と一緒に使うこと。
EH-ST66

【使い方】
- スキンクリアモード3分
- 保湿/ブライトニングモード3分
- ブライトニング/温感リズムケアモード3分
使う化粧品は、
- スキンクリアモードのときは化粧水、ふきとり化粧水
- 保湿/ブライトニングモードのときは、化粧水またはシートマスク
- ブライトニング/温感リズムケアモードのときは、とろみのある化粧水や乳液・ジェル・美容液・マッサージクリーム・アイクリーム
ブライトニングモードを使うときは、ビタミンC・ビタミンC誘導体を含む化粧品と一緒に使うこと。
3番目の、【ブライトニング/温感リズムケアモード】を使うときは、とろみのある化粧水やジェル・クリームなど、水っぽくない化粧品を使う。
※EH-ST66・EH-ST65・EH-ST63は発売日が違うだけで、内容としては同じものになります。
EH-ST65

【使い方】
- スキンクリアモード3分
- 保湿/ブライトニングモード3分
- ブライトニング/温感リズムケアモード3分
使う化粧品は、
- スキンクリアモードのときは化粧水、ふきとり化粧水
- 保湿/ブライトニングモードのときは、化粧水またはシートマスク
- ブライトニング/温感リズムケアモードのときは、とろみのある化粧水や乳液・ジェル・美容液・マッサージクリーム・アイクリーム
ブライトニングモードを使うときは、ビタミンC・ビタミンC誘導体を含む化粧品と一緒に使うこと。
3番目の、【ブライトニング/温感リズムケアモード】を使うときは、とろみのある化粧水やジェル・クリームなど、水っぽくない化粧品を使う。
※EH-ST66・EH-ST65・EH-ST63は発売日が違うだけで、内容としては同じものになります。
EH-ST63

【使い方】
- スキンクリアモード3分
- 保湿/ブライトニングモード3分
- ブライトニング/温感リズムケアモード3分
使う化粧品は、
- スキンクリアモードのときは化粧水、ふきとり化粧水
- 保湿/ブライトニングモードのときは、化粧水またはシートマスク
- ブライトニング/温感リズムケアモードのときは、とろみのある化粧水や乳液・ジェル・美容液・マッサージクリーム・アイクリーム
ブライトニングモードを使うときは、ビタミンC・ビタミンC誘導体を含む化粧品と一緒に使うこと。
3番目の、【ブライトニング/温感リズムケアモード】を使うときは、とろみのある化粧水やジェル・クリームなど、水っぽくない化粧品を使う。
※EH-ST66・EH-ST65・EH-ST63は発売日が違うだけで、内容としては同じものになります。
EH-ST53

【使い方】
- スキンクリアモード3分
- 保湿モード3分
- 温感リズムケアモード3分
※温感リズムケアモードは、先にとろみのある化粧水や乳液・クリームなどを顔につけていれば、コットンは不要。
使う化粧品は、
- スキンクリアモードのときは化粧水、ふきとり化粧水
- 保湿モードのときは化粧水、シートマスク
- 温感リズムケアモードのときは、とろみのある化粧水や乳液・ジェル・美容液・マッサージクリーム・アイクリーム
EH-ST51

【使い方】
- スキンクリアモード3分
- 保湿モード3分
- 温感リズムケアモード3分
※温感リズムケアモードは、先にとろみのある化粧水や乳液・クリームなどを顔につけていれば、コットンは不要。
使う化粧品は、
- スキンクリアモードのときは化粧水、ふきとり化粧水
- 保湿モードのときは化粧水、シートマスク
- 温感リズムケアモードのときは、とろみのある化粧水や乳液・ジェル・美容液・マッサージクリーム・アイクリーム
温感を使うことでうるおいがあり、ハリ感のある肌に。
EH-ST31

【使い方】
- スキンクリアモード3分
- 保湿モード3分
美顔器の基本のような感じ。
シンプルな機能のみです。
イオンエフェクター比較表

高浸透タイプ3種類の比較表と、浸透タイプ9種類の比較表を作ったよ。
見比べてみると、型番や発売日が違っても、性能が同じものがあります。
高浸透タイプ
EH-ST98は、保湿成分もビタミンCも一度に浸透させることができる【マルチモード】が搭載されました。
保湿モードとブライトニングモードを分ける必要がないので、スキンケアの時間を短くできます。
ただし、保湿モードとブライトニングモードは別々に使った方が、保湿成分・ビタミンCの浸透力は高いです。
商品名 | EH-ST98![]() | EH-ST97![]() | EH-ST86 |
機能 | プレケアモード 保湿モード ブライトニングモード マルチモード スキンクリアモード クールモード | プレケアモード リズム保湿モード ブライトニングモード スキンクリアモード クールモード | プレケアモード リズム保湿モード ブライトニングモード スキンクリアモード クールモード |
手塗との浸透比 (プレケア使用時) | 角質層への浸透量 ヒアルロン酸5.7倍 コラーゲン5.0倍 高機能ペプチド (プラセンタ成分)6.3倍 | 角質層への浸透量 ヒアルロン酸5.7倍 コラーゲン5.0倍 高機能ペプチド (プラセンタ成分)6.3倍 | 角質層への浸透量 ヒアルロン酸4.9倍 コラーゲン4.0倍 |
発売日 | 2020年5月1日 | 2019年6月1日 | 2018年6月1日 |
浸透タイプ
浸透タイプは9種類あります。
だけど、それぞれ全部の機能が違うわけではありません。
実質3種類なんです。
以下の3つに分けたグループは、グループ内で本体の色と発売日が違うくらいで、機能に変わりはありません。
- EH-ST78・EH-ST76・EH-ST75
- EH-ST66・EH-ST65・EH-ST63
- EH-ST53・EH-ST51・EH-ST31
型番だけ見たら9種類あっても、よくよく見ると3種類しかないので選びやすくなります。
EH-ST78・EH-ST76・EH-ST75
EH-ST78とEH-ST76は機能は同じで、本体の色がゴールド調に変わっています。
※パナソニック公式サイトより
EH-ST76とEH-ST75の違いも発売日くらいなので、この3つのモデルの性能に違いはありません。
商品名 | EH-ST78![]() | EH-ST76![]() | EH-ST75 |
機能 | スキンクリアモード 保湿モード ブライトニングモード クールモード | スキンクリアモード リズム保湿モード ブライトニングモード クールモード | スキンクリアモード リズム保湿モード ブライトニングモード クールモード |
手塗との浸透比 | 保湿成分の 角質層への浸透量1.7倍 | 記載なし | 記載なし |
発売日 | 2020年5月1日 | 2018年6月1日 | 2017年5月1日 |
EH-ST66・EH-ST65・EH-ST63
この3種類は発売日や色が少し違うだけで、機能などは同じです。
商品名 | EH-ST66 | EH-ST65 | EH-ST63 |
機能 | ブライトニングモード スキンクリアモード 保湿モード 温感リズムケアモード (変化)(強弱) | ブライトニングモード スキンクリアモード 保湿モード 温感リズムケアモード (変化)(強弱) | ブライトニングモード スキンクリアモード 保湿モード 温感リズムケアモード (変化)(強弱) |
手塗との浸透比 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
発売日 | 2018年6月1日 | 2017年5月1日 | 2016年5月1日 |
EH-ST53・EH-ST51・EH-ST31
EH-ST53とEH-ST51は性能は同じで、色違いです。
商品名 | EH-ST53 | EH-ST51 | EH-ST31 |
機能 | スキンクリアモード 保湿モード 温感リズムケアモード | スキンクリアモード 保湿モード 温感リズムケアモード | スキンクリアモード 保湿モード |
手塗との浸透比 | 記載なし | 保湿成分の 角質層への浸透量 約1.7倍 | 記載なし |
発売日 | 2016年5月1日 | 2015年5月1日 | 2015年5月1日 |
プレケアモードはあった方がいいのか?

イオンエフェクターの大きな違いってプレケアモードがあるかないかだよね。やっぱあった方がいいのかな?

個人的にはなくてもいいんじゃないかと思ってる。
そう思う理由は”プレケアモード”という機能の仕組みにあります。

それの何が気になるの?

わざわざ緩めてまで浸透させることもないかなってね。
プレケアモードの仕組み
ヒアルロン酸やコラーゲンなどの美容成分は、分子が大きすぎて肌に浸透しにくいです。
肌に浸透しにくいということは、美容成分が効果的に働かないということ。
なので、プレケアモードは美容成分が浸透しやすくなるよう、肌に通り道を作る役割を担っています。
そうすることで、分子が大きいヒアルロン酸やコラーゲンが、肌に浸透するという仕組み。


めっちゃよさそうじゃん。

そうなんだけど…わたしここが引っかかるの。
プレケアモードは角質層を一時的に緩めて、美容成分を肌の奥へ届けるんですが、わたしはこの”角質層を緩めて”の部分に引っかかりを感じてしまいます。
それを説明する前に、角質層とは何なのかを見ていきます。
大切な役割を果たす角質層
一般的に角質層はわずか0.02mmの厚さしかありません。
肌のうるおいのヒミツ-ラメラ構造について-|ロート製薬公式サイトより
実はこのとても薄い層が、健康な肌を保つために重要な役割を果たしています。
角質層は細菌などの異物が体に侵入するのを防いだり、肌に触れる刺激を抑えてくれたりします。
さらには肌のうるおいを保つために、肌の内側から水分が蒸発しないように守り、水分をしっかりキープしてくれる働きがあります。


イオンエフェクターはこのめっちゃ重要な0.02mmの角質層に働きかけるんだよ。
イオンエフェクターのプレケアモードはこの0.02mm、うるおいを保つ角質層をゆるめて美容成分を肌の奥(角質層)まで届けるという仕組み。

あの~…もうちょっとわかりやすいたとえないかな?

OK!レンガってあるでしょ?ラメラ構造を説明するときによく使われるからこれで説明するね。
まずレンガの壁を見ます。

角質層はこのレンガの壁と同じような作り。
こうしてレンガがきれいに並んでいるのも、レンガとレンガをつなぐ接着剤があるからです。
プレケアモードはこの接着剤をゆるめ、レンガ同士を離すことで美容成分を肌の奥へ届けます。

そもそも正常な角質層は、このレンガの壁のようにきれいに並んでいます。
きれいに並んでいることで、肌はきちんと保湿されるし乾燥もしにくい。
つまり、健康な肌である。
そこで引っかかるのが、
うるおいを逃がしにくい健康な状態の角質層を、わざわざ緩めてまで美容成分を浸透させなくてもいいんじゃないか
ということ。

そもそも健康な肌ってきれいだからね。

でも肌がすっごく乾燥しているときとかならいいんじゃないの?

そのときは別のものを使おう。
ひどく乾燥している肌は、そもそもラメラ構造が壊れてしまっています。
うるおいをとどめる機能がかなり低下。

乾燥肌ではラメラ構造が壊れてる!?
乾燥肌や荒れ肌の角質層内部は、角質細胞間脂質の規則性が崩れ、ラメラ構造が壊れています。
肌のうるおいのヒミツ-ラメラ構造について-|ロート製薬公式サイトより
こうなると、肌から水分が流れ出て乾燥してしまい、うるおいがキープできなくなってしまいます。
角質層のラメラ構造を整えることは、肌の水分をしっかりキープし、うるおいのある健康な肌を保つためにとても重要なことです。
なので、「しっかり保湿しても乾燥する」っていうような、ひどく乾燥した肌なら、イオンエフェクターを使うより、まずは医薬品でラメラ構造を治した方がいい。
【ヒルマイルド】とか【さいき】とか【HPクリーム】とか。
イオンエフェクターの説明に、プレケアモードを使ったあとは
『お手入れ後はラメラ構造が自然に元に戻るため、安全性にも配慮されています。』
とあるので、プレケアモード自体は安全に使える機能です。
- 健康で正常な肌に、わざわざ美容成分をプレケアモードを使ってまで浸透させる必要はない
- 乾燥がひどい肌は、まずラメラ構造を治す

というのが、登録販売者資格を持ったわたしの意見です。

じゃあプレケアモードはいつ使うの?

特別な日とかに使うといいんじゃないかな?”今日は絶対きれいに見られたい!”ってときない?

ある!
普段のケアで毎日のようにプレケアモードを使わない代わりに、特別な日はしっかり美容成分を補給するという目的でのケアがいいですね。
【まとめ】イオンエフェクターの種類と違い
イオンエフェクターは【高浸透タイプ】【浸透タイプ】の2種類に分かれます。
高浸透タイプにはプレケアモードという、美容成分をより肌に浸透させる機能があります。
【高浸透タイプ】
- EH-ST98(高浸透タイプ)
- EH-ST97(高浸透タイプ)
- EH-ST86(高浸透タイプ)
【浸透タイプ】
- EH-ST78
- EH-ST76
- EH-ST75
- EH-ST66
- EH-ST65
- EH-ST63
- EH-ST53
- EH-ST51
- EH-ST31
【高浸透タイプの中での違い】
最新モデルのEH-ST98には【マルチモード】という保湿とブライトニングモードが同時に使える機能が付いています。
※ただし、保湿・ブライトニングモードを別々で使った方が、美容成分の浸透量は多い
それ以外はEH-ST97と性能はあまり変わりません。
EH-ST86は美容成分の浸透量が、EH-ST98・EH-ST97には劣ります。
なので、性能がいい順番に並べると、
- EH-ST98・EH-ST97
- EH-ST86
です。
あとはマルチモードがあるかないかです。
【浸透タイプの中での違い】
浸透タイプは9種類と種類が多く見えますが、発売日や色が違うだけというものも多いので、実質4種類となります。
【性能が同じもの】
- EH-ST78・EH-ST76・EH-ST75
- EH-ST66・EH-ST65・EH-ST63
- EH-ST53・EH-ST51
- EH-ST31
この中での違いは、搭載されている機能です。
【EH-ST78・EH-ST76・EH-ST75】
- スキンクリアモード
- 保湿(リズム保湿)モード
- ブライトニングモード
- クールモード
【EH-ST66・EH-ST65・EH-ST63】
- ブライトニングモード
- スキンクリアモード
- 保湿モード
- 温感リズムケアモード(変化)(強弱)
【EH-ST53・EH-ST51】
- スキンクリアモード
- 保湿モード
- 温感リズムケアモード
【EH-ST31】
- スキンクリアモード
- 保湿モード
クールモードを使った引き締め、ブライトニングモードを使った肌を明るくする機能がついているかどうかが大きな違いです。
機能が増えると価格も多少上がりますが、わたし個人としてはクールモードはあった方がいいと思います。
お手入れの最後にクールモードで肌を引き締めることで、ハリやキメを整えるからです。